木工塗装

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ここでは、代表的な木工塗装の工程をご紹介します。

木工塗装の基本工程は、素地調整・着色・目止め・下塗り・中塗り・上塗り・仕上げの各工程からなっています。

木工塗装の基本工程

素地調整 着色 下塗り 目止め 中塗り 上塗り 仕上げ

素地調整 塗装前の重要な工程です。
木材表面を平滑にすることにより次工程の塗装の仕上りに大きく影響されます。
素地研削は#80~180ペーパーの使用が妥当です。
着色 木材固有の色を生かしながら、さらに美しく補色するのが基本です。
着色には生地着色、目止着色、塗膜着色の方法があります。
生地着色は、木材生地に染料や透明性の顔料を浸透させる方法で、木材によく浸透し透明度も高く材質感を生かすことができます。
目止着色は、目止剤に染料や顔料を添加し導管の細胞組織の間際に充填して着色する方法で着色効果がよく、鮮明に美しく表現できます。
塗膜着色は、シーラーや中塗り塗料に染料や顔料を添加して、下塗~上塗までの間で着色する方法で一定した着色ができ、量産に最も多く用いられる方法です。
下塗り 着色剤が上塗りの塗膜中に、にじみ出るのを防ぐ働きや木材繊維を固めて安定化することなどの目的をもっています。
下塗りは木材面へのぬれや浸透性の良いことが必要となります。
目止め 木材の導管や繊維の空間を埋め、塗面を平滑にする目的です。
種類としては水性・油性目止め用塗料があり、塗布→すり込み→拭きあげの順番で行います。
中塗り 塗膜に肉もち感をあたえ、より一層平滑にする目的です。
透明仕上げの場合はサンディングシーラーを用い、不透明仕上げの場合にはサフェーサーを使います。両者とも肉持ち感が良いことと研磨作業性の良いことが必要です。研削は平滑な塗面にする為、#240~#320ペーパーを用います。
上塗り 最終工程であり光沢・色など仕上げ外観をより良くさせる目的です。
種類としてはラッカー系、ウレタン系、ポリエステル系塗料などがあります。
仕上げ 仕上り塗膜を#400以上のペーパーで塗面を平滑にしたうえで、研磨バフ機等を使用し磨き上げることで、より光沢を出し外観を美しく見せます。

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