CASE STUDY

折板屋根を遮熱塗装で美しく熱中症対策 その屋根塗らなくて大丈夫ですか?

今回ご紹介させていただくのは折板屋根に遮熱塗装を行った現場になります。

湖西市にあるU社様の工場屋根を塗装させていただきました。

全体的にサビが発生していたのと、前回の塗装の劣化がみられ塗替え時期がきていました。金属屋根のサビを放置しておくと屋根に穴が開いてしまい雨漏りの原因になるため、定期的な塗装で屋根を保護する必要があります。

塗料は最上級グレードの無機塗料を使用しました。屋根の全体面積は約12,000㎡、工期は約3ヵ月でした。

施工時期:12月~3月
塗装色:白

施工前

施工中

サビの発生が著しいところは通常通り錆止め塗装を行っても、早期にサビが発生してしまうことがある為、部分的に錆止め塗装を一回多く塗装するようにしてサビの発生を防ぐようにしました。
日射の反射を考慮し白色を使用しました。やはり一番遮熱効果が高いので、周囲の条件などにより白色は無理、ということでなければ白色がおすすめです。色はマンセル値N9近似以上にしています。

施工後

ボルトが出ている屋根はボルトのサビから雨漏りが発生することが多いです。対策として樹脂のキャップを取り付けてさらにサビの発生を防ぎます。キャップの中にはシーリング材を充填しています。
*今回の塗装仕様です。
 
下塗り サーモアイプライマー(日本ペイント)
2液弱溶剤エポキシ樹脂高日射反射率(遮熱)さび止め塗料
中塗り・上塗り UGプレミアムセラルーフ遮熱(ウチゲンオリジナル)
2液弱溶剤ラジカル制御型屋根用高日射反射率(遮熱)無機系塗料
金属屋根は夏が暑くて仕方ありません。特に内部から屋根の裏側が見えているタイプの建物ですと、熱が直接建物内部に伝わるため遮熱塗装の効果が実感しやすいかと思います。下塗り(錆止め)にも遮熱塗料を選択することで、通常の錆止め塗料よりさらに効果を高めることが出来ます。

従業員の方の熱中症対策にも有効ですので、塗装を計画中の方は遮熱や断熱塗装をぜひご検討ください。

また、今回は耐候性最強の無機塗料を使用させていただきました。

超高耐候性塗料(期待耐候年数20年)を使用するおすすめポイントとしては

・約10年後にまた塗替えの予算をとることが不要になる
・工事担当者の方が対応する手間を少なくすることが出来る
・塗料のみ変えるため塗装する手間費は変わらないから施工金額の差額が少ない

つまり長い目でみていただければかなりお得になります。

注意点としては、

・高価な塗料を多く使用するため一度の出費(施工費用)は単純に高くなる。
・今後の建物の使用予定によっては過剰なスペックになる。(建物を20年以上使うか分からないなど)

ご予算や建物状況にあった仕様を提案させていただきますので、ぜひウチゲンにご相談ください。